「GMO」と聞くと多くの方は、「インターネット関係の企業」とイメージされるのではないでしょうか?
ですが実はGMOには様々なグループ企業があり、その一つであるGMOペイメントゲートウェイではファクタリングサービス「GMO BtoB早払い」も提供しています。
本記事では、GMO BtoB早払いのサービス概要や特徴、資金調達の流れなどを解説させていただきます。
GMO BtoB早払いとは?
「GMO BtoB早払い」は売掛債権買取による早期現金化サービスであり、他のファクタリング会社では対応していないことも多い「注文書の買取」による資金調達も行なえます。
他にも業界最低水準となる手数料の低さや上場企業運営による安心感など、お得に安全に売掛金を売却し現金に変えることができるファクタリングサービスです。
また面談方法はオンラインと対面から選ぶことができ、債権譲渡登記なしで2社間ファクタリングも利用できるなど、利用する際には様々なメリットが得られます。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
GMO BtoB早払いのサービス概要
手数料 | 1.0%〜12.0% |
初回資金調達スピード | 最短4日(利用審査・買取実行 各2営業日) |
債権買取可能額 | 100万円〜1億円(債権のまとめ売り可能) |
対応可能地域 | 全国 |
2社間ファクタリング | 利用可能 |
利用対象 | 法人のみ |
GMO BtoB早払いの運営会社は?
運営会社 | GMOペイメントゲートウェイ株式会社(GMO payment Gateway Inc) |
設立年月日 | 1995年3月 |
本社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス |
支社所在地 | (東京)東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル
(大阪)大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB 23階 (九州)福岡市中央区天神3-4-7 天神旭ビル 5階 |
連結資本金 | 133億2300万円 |
GMO BtoB早払いの運営会社であるGMOペイメントゲートウェイ株式会社は、インターネット事業で有名なGMOインターネットのグループ会社です。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社自体も東証プライム上場企業であり、決済関連や金融関連サービスを主な事業としています。
GMO BtoB早払いを利用するために必要な書類は?
審査・契約時
・決算書(2期分)と試算表
・買い主の審査依頼書(お問い合わせ後にGMO BtoB早払いより送付)
・取引基本契約書など
・印鑑証明書
買取実行時
・証憑類(請求書・見積書・発注書・注文書など)
GMO BtoB早払いでの売掛債権現金化には、上記したような書類が必要になります。
2回目以降は証憑類の提出のみで利用可能となっていますので、手続きの手間を大きく減らすことができます。
GMO BtoB早払いの特徴と利用するメリット
GMO BtoB早払いを利用する大きなメリットとなるのは「手数料の低さ」と「安心感」に違いありません。
しかしそれだけではなく「注文書買取」による案件受注段階での資金調達の実現や、選べる2つのプランなど特徴的なサービスを行っているのもポイントです。
ここからはGMO BtoB早払いを活用するために知っておいていただきたい、メリットや特徴をご紹介します。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
「注文書」による資金調達にも対応
金融庁のサイトでは、「ファクタリングとは、債権を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス」と解説されています。
また、「事業者の資金調達の一手段であり、法的には債権の売買(債権譲渡契約)」とも書かれています。
このためファクタリングを利用するには、債権が存在する証明を行えるかが重要となり、一般的には「請求書」の提出が求められます。
ですがGMO BtoB早払いは請求書だけではなく、「注文書」も買取対象に含めているのです。
請求書は案件終了段階で発行することになりますが、注文書は案件の受注段階で発行することができます。
この違いによって請求書を利用したファクタリングよりも、遥かに早いタイミングでの債権現金化が可能となります。
案件は受注したが材料費などの確保が難しいという時にも、GMO BtoB早払いならば注文書の売却によってスムーズな資金調達が行なえます。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
業界最低水準の手数料「1%〜12%」
ファクタリングによる資金調達には「手数料」を省くことはできず、何%の手数料が設定されるかが売掛金の現金化で手にできる資金に大きく影響します。
GMO BtoB早払いは業界最低水準の手数料「1%〜12%」となっており、低い手数料で利用できる期待が高くなります。
下限の手数料1%はもちろん魅力ですが、ファクタリングの手数料相場は「2%〜30%」と言われており、上限の12%もかなり低い手数料と考えることができます。
また注文書と請求書によって買取手数料は異なり、注文書の買取は「2%〜12%」、請求書買取は「1%〜10%」となっています。
請求書買取は上限手数料でも10%と低いことから、利用するメリットをより大きく感じられるはずです。
上場企業に運営よる安心感
GMO BtoB早払いを運営している「GMOペイメントゲートウェイ株式会社」は、100億を大きく超える連結資本金を持つ東証プライム上場企業です。
上場企業による運営となれば、利用者側としての安心感は大きく高まるのではないでしょうか?
さらにそれだけではなく、GMOペイメントゲートウェイ株式会社は世界20カ国以上に拠点を持つ、GMOインターネットのグループ会社でもあります。
GMOインターネットグループはインターネット関係の事業を中心に様々な事業を行っています。
そのノウハウはGMO BtoB早払いにも活かされており、安心感と共に質の高いサービスも期待できます。
最大1億円までの買取対応が可能
各ファクタリング会社では、買取可能な債権の額が定められています。
GMO BtoB早払いは「100万円〜1億円」までを売掛債権の買取可能額としています。
ファクタリングは高額資金調達には向かないと言われることもありますが、大きな額の売掛債権を保有されている企業様であれば、GMO BtoB早払いを利用し高額資金調達を行うことも難しくはありません。
「対面対応」と「オンライン対応」が選択できる
ファイナンス業務専任の担当者が対応を行っているGMO BtoB早払いでは、サポート方法を「対面・オンライン」から選んでいただくことが可能です。
もし直接会って詳しい話を聞きたいという場合は、対面サポートをお選びください。
また遠方からの利用もオンライン対応ならば移動時間などの負担も減らすことができ、小さな負担で利用することができます。
「スポット」と「継続」の2つのプランから選べる
GMO BtoB早払いでは単発でのご利用となる「スポットタイプ」と、1年契約となる「継続タイプ」からプランをお選びいただくことができます。
債権の買取可能額の範囲や手数料面での違いがありますので、ご確認の上タイプをお選びください。
また継続タイプの2回目以降のご利用時には、買取申込と債権の存在を証明する書類の提出するだけで済み、より一層スピーディーな資金調達の実現が可能となります。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
債権譲渡登記なしで原則利用できる
ファクタリングには、売掛先に対して債権が譲渡される通知を行う「3社間ファクタリング」と、通知を行わない「2社間ファクタリング」という2つの契約方法があります。
GMO BtoB早払いはどちらの契約方法にも対応していますが、一部のファクタリング会社で2社間契約を行う際に必要となる「債権譲渡登記」は不要です。
債権譲渡登記は債権が譲渡された証明となり、ファクタリング会社にとってのリスクを減らせるものの、10万円程度の登記費用が発生してしまいます。
しかし債権譲渡登記が不要となれば、手続きの時間短縮と費用削減の両方が実現できることになります。
GMO BtoB早払いの注意点
特徴的なサービスもあり、利用するメリットの大きいGMO BtoB早払いですが、注意していただきたいポイントも幾つか存在しています。
正しく理解していないと必要なタイミングでの資金調達ができなかったり、売掛債権の売却が行えなかったりということもあり得ますので、注意点に関してもご一読ください。
即日買取には対応していない
GMO BtoB早払いでは、お申し込みから契約までは最短2営業日、買取申込から買取実行までも最短2営業日が必要となります。
つまり初回利用時は早くとも4営業日が必要になり、即日での債権買取を期待することはできません。
ですが一週間ほどの期間があれば債権売却が完了でき、銀行融資などと比較して短期間で資金調達できるのも事実ですので、よほどお急ぎでなければ大きな問題にはならないはずです。
また継続プランをお選びになれば、2回目以降は最短2営業日で売掛債権を現金化できます。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
小額債権は買取対象外
買取は100万円から1億円までの売掛債権が対象となっています。
また単発での利用(スポットタイプ)は300万円以上となりますので、ご注意ください。
ただし買取の限度額は一度の取引での合計金額であり、複数の請求書を合算して申込むことが可能です。
その際には請求書あたり「数万円」から対応可能となっていますので、10万円以下の債権が含まれていても買取が実行される可能性はあります。
個人事業主は利用することができない
GMO BtoB早払いは法人専用のファクタリングサービスです。
残念ながら個人事業主様は利用することができませんので、個人事業主様は他社ファクタリングサービスをご利用いただくことになります。
GMOインタネット株式会社のグループ企業である「GMOクリエーターズネットワーク」では、フリーランスに特化したファクタリングサービスも行っていますので、候補に加えてみてはいかがでしょうか?
買取に一部条件がある
・個人相手の債権は買取対象外
・税金や社会保険の未納がある場合は原則買取不可(分割払いなどを行っていれば利用対象となれる可能性あり)
上記2つのいずれかの項目に当てはまる場合は、GMO BtoB早払いでのファクタリングによる資金調達が行なえません。
またFAQには「一部業種にて買取を控えております」とも書かれていますので、買取可能か不安を感じる場合は一度問い合わせを行ってみることをおすすめします。
しかし、赤字や債務超過というだけで利用を断れることはりようを断られることはありません。
GMO BtoBを利用者した方の口コミレビュー
口コミレビュー①
人材派遣業 売掛債権売却額7,000万円
人材派遣業においては、特に大手企業との取引において支払いサイトが非常に長くなるのに対し、派遣者への人件費は毎月発生する……。そんな資金繰りの問題をファクタリングで解決し、事業拡大の契機となりました。 |
口コミレビュー②
卸売業 売掛債権売却額3,000万円
当社は生産農家に前払いのような仕組みで運営をしています。約1年キャッシュが入らないこともありますが、そのような特殊なビジネスをよく理解し、当方が必要な枠を提示してくれました。見通しのついている収入(債権) を売却できるファクタリングサービスは当ビジネスにマッチしており、今後もビジネス拡大に向けて利用していきたいと思いました。 |
口コミレビュー③
情報通信業 売掛債権売却額400万円
ITサービス関連の開発案件は支払いサイクルが遅くなりがちですが、サイクルを短縮すべくファクタリングの検討に至りました。ファクタリングで早期調達したキャッシュで人材採用に先行投資をすることができ、これまでの4〜5倍の応募数につながり、多くの優秀な人材の採用に成功しました。また、月商も数千万ほど伸びています。 |
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
GMO BtoB早払いの公式サイトに掲載されている「お客様へのインタビュー&ご利用実績」では、ファクタリングによって資金繰りが改善されたという声が多数掲載されています。
支払サイトに関する悩みなどを抱える事業者様にとっても、GMO BtoB早払いは頼りになる存在です。
GMO BtoB早払いを利用する流れ
初回利用時や単発での利用となるスポットプランでの流れは「申込→審査→契約→買取申込→入金→支払い」となります。
継続プランをご利用の場合は2回目からは利用審査が不要となり、買取申込以降の手続きだけで済ませることができます。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
申込手続きは「お問い合わせ」または「電話」で
申込手続きは公式サイト上の「お問い合わせ」か「電話」によって行うことができます。
ネットからの申込の際に入力が必要な項目は以下の通りです。
・お名前(漢字)※必須
・メールアドレス※必須
・電話番号※必須
・貴社名※必須
・会社住所
・会社HP URL
・申込み希望金額
・お問い合わせ内容
必要事項を入力していただき、個人情報の取り扱いに同意した上で確認・送信していただくことで、申込み手続きは完了となります。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
「買い取り額シュミレーション」で買取額の目安がわかる
GMO BtoB早払いではサイト上で買取額の目安が確認できる、「買取額シュミレーション」をご利用していただくことができます。
・売掛債権額
・支払サイト(1ヶ月以内・3ヶ月以内・6ヶ月以内から選択)
・取引先(上場・非上場から選択)
上記の4項目を入力するだけで手軽に利用できますので、ぜひご活用ください。
出典元:GMO BtoB早払い公式サイト
書類提出・審査
申込みの受付完了後は必要書類の提出へと進みます。
・売主の決算書2期分と試算表
・買主の依頼調査書
・取引基本契約書
審査に必要な書類は上記の書類などであり、依頼調査書は申込受付後にGMO BtoB早払いより送付されます。
必要書類の提出が終われば、売掛先の調査や審査が行われます。
契約手続き
無事に審査に通過すれば契約手続きとなりますが、その際には利用申込書や印鑑証明書などが必要になります。
書類の提出をスムーズに問題なく行うことが、手続き完了のスピードに大きく影響しますので、提出書類に不備がないようご注意ください。
買取申込
売掛債権の買取申込には以下の書類のいずれかや複数の書類が必要です。
・見積書
・発注書
・請求書
・納品確認書(検収書)
・注文書
継続プランを選択した2回目以降の取引では、この段階から手続きを開始することになります。
入金・支払い
買取申込の受付の完了後、買取代金が口座へ入金され債権が現金化されます。
その後、支払期日に売掛債権の代金がGMO BtoB早払いへの支払いが実行されることで、取引そのものも完了となります。
支払いは3社間ファクタリングの場合は売掛先から直接、2社間ファクタリングでは「代金受け取りの仮想口座」を利用しての支払いとなるのが基本です。
「GMO BtoB早払い」まとめ
・安心して利用できるファクタリング会社を利用したい
・低い手数料で売掛債権を売却したい
・繰返しの利用を検討している
・受注段階から資金調達を行いたい
GMO BtoB早払いは、上記したような希望をお持ちの企業に最適なファクタリングサービスです。
上場企業による運営であり、知名度の高いGMOインターネットのグループとなれば安心感も抜群です。
また「1%から12%」という手数料は業界最低水準と言って間違いなく、繰返しの利用を前提とした「継続プラン」を利用することで手数料の低さだけでなく手続きの手間も減らし、2営業日での売掛債権現金化も可能となります。
そして他社では利用できないことも多い「注文書買取」にも対応していることから、受注直後の資金調達にも活用していただけます。
GMO BtoB早払いのこれらの特徴に魅力を感じるのであれば、ぜひご利用をご検討ください。
※なお、本記事の記載内容は同社のHPを中心に、その他関係サイトの情報にも基づき作成しています。